豊かな国の一人当たりGDPとGNIのランキング


一体豊かな国とはどのような国か、一人当たりGDPとGNIの国別ランキングを調べてみました。


1人当たり名目GDP

GDPは国全体で産み出された付加価値の総額なので、人口が多い国はより多く生産できます。 

1人当たり名目GDPは、GDPを人口で割って1人当たりの生産性を表したものです。

2021年度の一人当たりGDP
順位国名単位:US
1ルクセンブルク136,701
2アイルランド100,129
3スイス92,249
4ノルウェー89,042
5シンガポール72,795
6アイスランド69,422
7アメリカ69,277
8カタール68,622
9デンマーク68,202
10オーストラリア63,464


【1位】ルクセンブルク

ルクセンブルクは神奈川県ほどの国の面積で、人口も神奈川県の10分の1程度の国です。

労働人口の5分の1が金融関連の企業に務めており、「税優遇措置」や「預金者の秘密保持規定」といった方の整備が整っています。

世界中の金融機関がルクセンブルクに進出したことで金融業に特化した生産性の高い国へと成長しました。


【2位】アイルランド

もともとアイルランドは生活水準がヨーロッパ諸国の中でも最低クラスで、失業率も高かったことからヨーロッパの病人と呼ばれるほどでした。

生活水準の低いアイルランドでしたが、1995年を境に急成長して時間あたりの労働生産性ではアメリカの水準を上回っています。

成長の背景として大きいのが、外資に対しての環境体制が整ったことです。

アイルランドは英語を話すため、言語の壁がないこと加え、法人税がヨーロッパ諸国の中でも低いことから外国の企業が参入しやすいため成長を遂げました。

アイルランドは出生率が高いので若い年齢層が多く、労働の生産性も高いので自然とGDPが高くなります。

人材教育も豊富であることから、若手が専門的な知識を身につけ、個人として高い労働力が備わっていることがポイントです。

【3位】スイス

スイスは社会保証が充実しており、労働環境の良さから失業率が低く、女性の就業率が高いことで有名です。

労働市場は、クレディ・スイスなど有名な金融業をはじめ、保険業やIT業が強いことがポイントです。

国民の生活の満足度の高さから、ストライキもヨーロッパ諸国に比べて少なく、労働環境が充実していることがわかります。

教育が充実していることも魅力で世界大学ランキングでは、アインシュタインが通ったともいわれる、スイス連邦工科大学チューリッヒ校が6位にランクイン(東京大学は22位)するなど教育環境がいいため、労働生産性につながっています。




1人当たりGNI(PPP)

これはGNI(国民総所得)を1人当たりで計算したものです。 

PPPというのは購買力平価で、国によって異なる物価(為替)を考慮して計算したものとなります。


1人あたりの国民総所得(GNI)の多い国・地域
順位国名1人あたりの国民総所得(米ドル)(2019年)
1スイス85,718
2ノルウェー78,185
3ルクセンブルク73,565
4アイスランド72,716
5アメリカ合衆国(米国)65,897
6カタール63,225
7アイルランド63,159
8デンマーク62,449
9シンガポール58,187
10スウェーデン54,226
日本41,513