75歳以上の車免許更新のための認知症検査

 

70代を超え、車を運転していると、心配なのが、75歳以上の車免許更新のための認知症検査です。


認知機能検査とは

運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、認知機能検査等を受けなければならないこととされています。

認知機能検査等は、運転免許証の更新期間が満了する日の6か月前から受けることができます。

認知機能検査の対象となる人には、運転免許証の更新期間が満了する日の6か月前までに認知機能検査等の通知が警察から届きます。

認知機能検査は、記憶力や判断力を測定する検査で、手がかり再生及び時間の見当識という2つの検査項目について、検査用紙に受検者が記入し、又は検査に必要なソフトウェアが搭載されたタブレットに受検者がタッチペンで入力して行います。


手がかり再生

記憶力を検査するもので、16個のイラストを見て記憶し、採点に関係ない課題を行った後、記憶したイラストについて回答します。

最初はヒント無しで回答(1問5点)、次に手がかりとなるヒント有りのもとで回答(1問2.5点)します。

配点は80点です。

時間の見当識

時間の感覚を検査するもので、検査時の年月日、曜日及び時間を回答します。

・今年は何年ですか
・今月は何月ですか
・今日は何日ですか
・今日は何曜日ですか
今は何時何分ですか

配点は20点です。



手がかり再生が難しい

時間の見当識はその日時を予約して行くのだから殆どの人が解けると思いますが、多くの人を悩ますのは絵(イラスト)の記憶です。

総合判定では36点~100点で、「[認知症のおそれがある]基準には該当しませんでした」に分類され、免許更新無事通過となります。

0点~35点では、「記憶力・判断力が低くなっており、認知症のおそれがあります」と判定され、医師の認知機能診断を受け認知症でないという診断書の添付が必要になります。

16枚のイラストを覚える

イラスト問題では、最初に次のようなイラストを16枚見せられます。


出題されるイラストは警察庁のサイトでpdfファイルで公開されています。
Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ、Dタイプの4種類あり、当日どのタイプが出るかは分りません。





介入問題

介入課題を行います。 (説明込み 約2分)
数字がたくさん書かれた表を見て、特定の数字を試験官の指示通りに斜線で消していきます。(30秒×2回) こちらは採点されません。


介入問題は、手がかり再生の出題から回答までに一定の時間を空けることが目的です。

そのため、試験官の指示とは異なる数字を消しても、採点に影響はありません。

検査の説明から介入問題が終了するまでの時間は、2分程度が目安になります。


自由回答

イラスト絵を思い出します。(説明30秒+回答3分)
先に覚えた絵に何が書かれていたかをヒントなしで思い出し、用紙に記入します。

解答用紙への記入は「漢字」・「ひらがな」・「カタカナ」のどれでも良いですが、漢字は字画が多く時間がかかるのでひらがな又はカタカナで記入します。


スムーズに免許更新するためにはイラストをヒント無しで16個中4個以上回答する必要があります。

手がかり回答

それ以下の場合、ヒント有りで、不足分の2倍思い出す必要があります。

ヒント有りで絵を思い出します。(説明30秒+回答3分)

先に覚えた絵について「動物の絵がありました。何でしたか?」というように、ヒントとともに問題が出るので、解答用紙に記入します。

ヒントがあれば、該当するイラストを思い出しやすくなります。

ヒントは、戦いの武器、楽器、体の一部、電気製品、昆虫、動物、野菜、台所用品、文房具、乗り物、果物、衣服、鳥、花、大工道具、家具の16個です。



種類パターンAパターンBパターンCパターンD
戦いの武器大砲戦車機関銃
楽器オルガン太鼓アコーディオン
体の一部親指
電気製品ラジオステレオ電子レンジテレビ
昆虫てんとう虫トンボせみカブトムシ
動物ライオンうさぎうし
野菜たけのこトマトとうもろこしかぼちゃ
台所用品フライパンやかんナベ包丁
文房具ものさし万年筆ハサミ
乗り物オートバイ飛行機トラックヘリコプター
果物ぶどうレモンメロンパイナップル
衣類スカートコートドレスズボン
にわとりペンギンクジャクスズメ
バラ百合チューリップひまわり
大工道具ペンチカナヅチドライバーノコギリ
家具ベッド椅子ソファ


イラストパターンを覚えるコツ

1)テキストや問題集などの本を購入し練習します。

2)You Tubeなどの動画を利用して練習します。

3)イラストを語合わせで覚えます。

4)4枚のイラストを関連付けて覚えます。

5)イラストのヒント16種類は、いくつかにまとめ分類すると覚えやすいです。

6)さらに自宅の台所、居間などをイメージするとより覚えやすくなります。

7)イラストはヒントに基づきイメージすると覚えやすいです。