右足の腰から腿やふくらはぎにかけて痛くなる原因

 

以前から、右足の腰から、ふくらはぎにかけて痛くなることはありましたが、動き回っているといつの間にか痛みが消えていたので、気にしてはいませんでした。

ところが、カーシェアを借りて、妻と出かける今日になって、痛みはいつまで経っても引きませんでした。

原因として一体どのようなことが考えられるのかネットで調べてみました。


筋肉疲労

年齢、体力により運動の強度には個人差がありますが、全般的に筋肉疲労を起こして運動後の使った筋肉のストレッチ不足で痛みが出ます。

筋肉が疲労したり損傷したりする理由は、「重労働」「運動不足」「精神的ストレス」「悪い姿勢」などです。

筋肉の損傷や炎症が原因である場合、1か月以内に改善するケースが多いです。対して、関節や背骨が原因の場合は、改善まで3か月以上かかる場合もあります。

どのような運動でも、運動終了後には筋肉をストレッチをすることをおすすめします。

ストレッチを怠ると、初期は痛みになりませんが、筋疲労が蓄積してくると重だるさを感じるようになり、やがて痛みに変わります。

腰から足にかけての片側の痛みはなんらかの病気や病態以外にも、おしりの筋肉が衰え、筋力が低下して生じる可能性もあります。

おしりの筋肉は、坐骨神経を保護する役割を持っている大切な筋肉です。

坐骨神経痛でも軽度であれば筋力トレーニングなどを行うことによって筋肉をつけ、改善できる可能性があります。

しかし、既に重度の坐骨神経痛や、その原因となる病気・病態の症状が生じている場合、適切な治療が必要となるため、早期的な整形外科などの病院受診が大切です。


坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

坐骨神経(ざこつしんけい)は背骨から出てお尻を通り、足先まで伸びています。坐骨神経は「足の動き」「感覚」に関わる重要な神経です。


坐骨神経痛は、お尻のえくぼ付近から始まり、足先まで伸びている長い坐骨神経に沿って発生する神経痛です。

広い範囲にしびれや痛みが出るのが特徴です。

たいていの場合腰痛がありますが、腰痛が出ない場合もあります。


坐骨神経痛の主な症状は以下のとおりです。
1)腰の痛み(鈍痛や重だるい)
2)お尻の痛み
3)太ももの外側や裏側の痛み
4)ふくらはぎの外側の痛み

他の特徴として
5)痛い場所が移動する
6)痛みの強さが日によって変わる
7)痛くない時がある

などが挙げられます。

坐骨神経がさまざまな原因で圧迫された時に生じるのが「坐骨神経痛」です。

「坐骨神経痛」は症状を表す名称であって、病気そのものではありません。

坐骨神経痛の主な症状は、片側の腰から足にかけての痛みやしびれです。

痛みは坐骨神経痛と呼ばれ太ももの横から裏側、すねの外側にかけて痛み、しびれがでます。

痛みが強くなると歩行も困難になります。この場合、ふくらはぎと言うより、すねの外側に痛みやしびれが出ます。

個人差はありますが、坐骨神経痛で現れる痛みやしびれはとても鋭く、電気ショックに似た感覚を引き起こすことがあります。

ほかには、筋力が低下する症状が現れる場合も多くみられます。

こういった症状は歩き方や座り方によって悪化することもあるのが特徴です。

これらの症状があるときは、まず、整形外科を受診してレントゲンを撮ってもらって診断を受け、まず原因をはっきりさせる必要があります。


坐骨神経痛の自分で出来る対処法

不快な症状を少しでも緩和する方法として下記が考えられます。

1.温める

腰と骨盤の間くらいなところを温めます。
温めると血管が広がり筋肉が少し柔らかくなります。
同様にみぞおちのあたりを温めてもよいです。

2.腰を回す
立った状態で、腰に手をあてて腰を回します。
腰を回すときに骨盤が自然と動くので骨盤と腰骨の筋肉が動きます。
この時に痛みが増すようであれば止めます。

3.腰を前後に動かす
仰向けの状態で膝を90度くらいに立てます。
膝を左右交互に倒します。
最初は無理せず小さな動きから始めます。
痛みが無ければ少しずつ動きを大きくします。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因となる病気は、椎間板ヘルニアや腰椎管狭窄症、梨状筋症候群などです。

これらの病気の結果、坐骨神経に圧迫が加わることで坐骨神経痛の症状が発生します。


腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア

前にかがむと現れる腰痛の原因としては「筋肉の損傷・炎症」あるいは「関節や背骨の負荷・変形」が考えられます。

腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛の場合、前かがみの姿勢で腰を曲げたりすると痛みが悪化することがあります。


これは、前かがみになると脊椎の骨の間にある椎間板の位置が移動し、神経を圧迫するためです。

腰部椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が起こる場合、痛みは左右どちらかの足に出ることがほとんどです。

ヘルニアが原因になっている場合は、腰椎(背骨の腰部分の骨です)をさわると痛むことで分かります。

腰椎椎間板ヘルニアは5つある腰椎をつなぐクッションとして椎間板の中にある「髄核」が加齢による変性や姿勢の悪さなどによって外に飛び出した状態で、飛び出た髄核が神経を圧迫し、身をかがめると強い痛みが生じます。

激しい運動や重い荷物をもつなど、椎間板への負担が原因です。

また、遺伝や加齢による筋肉の衰えも影響しています。

20代〜40代に多くみられ、若い人の発症が多いことも特徴です。


坐骨神経は腰椎の4番(L4)、5番(L5)、仙骨の1番(S1)、2番(S2)、3番(S3)の神経から伸びています。

この神経のどこに問題があるかで、痛みやしびれの発生する部位が異なります。


ヘルニアが最も生じるのは、腰骨の上から数えて4番目と5番目の骨の間です。

次に多いのが5番目の骨と骨盤の骨の間です。

この好発部位にヘルニアが生じると、臀部から太ももの後面や、ふくらはぎの外側から後面、および足にかけて痛みや痺れ、皮膚の違和感が生じます。

背骨を構成する椎間板が変形する「腰椎椎間板ヘルニア」の場合、前かがみで現れる腰の痛みとともに、両脚、あるいは右側・左側どちらかの足にしびれが現れます。

腰椎椎間板ヘルニアは「背中を丸くした姿勢よりもそらした姿勢の方が楽」と感じる方が多く、前かがみのような神経を圧迫する姿勢をしていると痛みが生じやすくなります。

腰椎椎間板ヘルニアの主な原因は「加齢」「肥満」「悪い姿勢」です。

原因として考えられるものは次のものが挙げられます。

1)加齢

2)重いものを持ったときの負荷

3)長時間同じ姿勢で運転をする 

椎間板ヘルニアの患者の約7割は、3ヶ月以内に自然に痛みが消失します。

従って、症状が出て3ヶ月以内では、特別な理由がない限り手術療法は行わず、薬物療法や神経で経過観察を行います。

しかし、足が動かない、便が出ない場合には緊急手術が必要となる場合もあります。

これまでの治療法には(1) 保存療法、(2) 手術療法の2通りがありました。

手術治療を行わない場合は、疼痛の早期改善のために投薬やブロック療法を行います。

多くの場合、整形外科では治療は湿布と痛み止めを処方されます。

ブロック療法には、① 疼痛部位や神経の通り道に注射を行う、② 神経に直接注射を行う(=神経根ブロック)、というものがあります。

神経根ブロックは他のブロック療法や薬物療法が効かない場合にのみ行います。

神経に直接痛み止めをする神経根ブロックなどを行なっても痛みが改善しない場合も手術を検討する必要があります。

新しい治療法として「椎間板内酵素注入療法」が2018年8月から保険適応になり、認定施設でのみ行うことが可能になりました。

これまでの腰椎椎間板ヘルニアの治療法には、① 薬物療法、理学療法、ブロック療法などの手術を行わない治療法(=保存療法)、② 椎間板摘出術や腰椎固定術などの手術療法、の2通りの治療法がありました。

保存療法にて疼痛の改善されなかった患者とって手術療法は非常に効果的ですが、入院期間、全身麻酔、合併症の危険性などの問題がありました。

腰椎椎間板ヘルニアに対する新規の治療法である椎間板内酵素注入療法とは、椎間板に針を刺し薬剤を注入することで椎間板を縮小させ、間接的に椎間板ヘルニアによる神経の圧迫を緩和する治療法であり、現在注目を集めている治療です。

本治療法は、椎間板に向けて背中から細い針を刺すだけですので、手術療法に比べて安全性は格段に高く、入院も1~2泊で行えます。


ストレッチ

ストレッチを行うことで血流が良くなり、関節の可動範囲が増えるので腰痛改善に効果的です。





脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管狭窄症は、脊柱管という背骨のトンネルの幅が狭くなり、神経が圧迫されて痛みやしびれを引き起こす疾患です。

神経の背中側にある黄色靭帯と呼ばれる靭帯が厚くなったり、椎間板が何らかの原因によって飛び出てヘルニアになったりして脊柱管が狭くなった状態です。

脊柱管が圧迫されて狭くなると、その中を通っている神経も圧迫されてしまうため、痛みやしびれなどの症状が生じます。

原因は先天性のものや後天性、事故などによる稀なケースなどさまざまですが、多くは60歳以上と中高年に多くみられます。

左右両足に坐骨神経痛が出ているときは、脊柱管狭窄症を疑います。

とくに、腰を反らす動作で痛みが引き起こされる傾向にあります。

なぜ腰を反らすような動作が足の痛みを引き起こすかと言うと、姿勢によって脊柱管内の圧力が高くなるためです。

そのため、腰を反らした際に痛みが一層強くなる場合は、脊柱管狭窄症による坐骨神経痛が疑われます。

そのほかに、腰が後ろに反りすぎた「反り腰」の姿勢になっている人も脊柱管狭窄症になりやすいです。

歩くと脚が痛くて歩けなくなるが、定期的に休憩をすると歩けるようになる場合「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる症状が挙げられます。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)は、坐骨神経痛を引き起こす可能性のある「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれる状態でなりやすいとされている症状です。

変形性腰椎症

変形性腰椎症では、椎間板および椎体が変形したり、骨棘ができることで腰部に痛みやだるさ、重たさを感じます。

起床時や疲れたとき、動作開始時などに感じることが多いです。

腰に負担のかかる生活による損傷や、加齢により椎間板の水分量の減少が主な原因です。

症状が進行すると、 変形により脊柱管を圧迫し腰部脊柱管狭窄症を発症することもあります。


脊柱管狭窄症の症状としては、以下の項目が挙げられます。

1)歩いていると足に痛みやしびれが現れ歩けなくなり、少し休むと症状が軽くなり再び歩けるようになる。(間欠跛行:かんけつはこう)

2)立っていると足のしびれや痛みが強くなる

3)背中を反らせたり、ひねったりするのが辛い

4)しびれや痛みは足の両側にある

5)座ったり、前かがみになったりすると楽になる

6)歩くのはつらいが、自転車は乗れる

これらの項目は脊柱管狭窄症による症状ですが、進行すると痛みやしびれが悪化し、足の力が入らなくなり歩けなくなったり、便秘や尿漏れなどの排泄障害を引き起こしたりします。

脊柱管狭窄症は、体を反らせる姿勢で痛みやしびれが悪化
します。

その理由は、体を反らせることで、脊柱管が狭くなり神経を圧迫するからです。

加齢や骨の変形などにより、すでに神経を圧迫している方が体を反らせることで、より神経の圧迫が強くなり痛みやしびれが引き起こされます。

脊柱管狭窄症には、身体機能の維持・向上や、日常生活の質を向上させる上で運動が有効とされています。

ウォーキングなどは足や腰の筋力低下を予防するのに効果的です。

しかし背筋を伸ばした状態で運動するのは、体を反らすのと同じく神経を圧迫し、痛みやしびれが悪化する可能性もあります。

前かがみで運動をおこなえるサイクリングや自転車型トレーニング器具を使用した運動は好ましく、非常に効果的です。

しかし、背中周りの筋トレはおすすめできません。

なぜなら、筋トレの後は一時的に筋肉が硬くなり、神経を圧迫してしまうためです。

脊柱管狭窄症は、体を反らせることで痛みやしびれが悪化します。

立っている時はもちろんのこと、寝ている時にも腰や背中を反ってしまう場合があります。

とくに、あお向けで寝る姿勢は体が反りやすいので注意が必要です。

背中を丸めるようにして横向きで寝る方が好ましいです。

あお向けで寝るときは、クッションやタオルを膝下に入れるのがおすすめです。

脊柱管狭窄症は、椎骨や椎間板の変性といった背骨自体の問題に加えて、周辺の筋肉が硬くなることで神経の圧迫をより強めてしまうケースもあります。

腰部脊柱管狭窄症は、加齢による変化として生じることが多く、中年以降に多発します。

また神経は、木のように幹から枝葉が分かれていくように、脊髄から神経が手足へ伸びていきます。

そのため、腰部脊柱管狭窄症では、腰から下の神経に関連する症状が出てきます。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫を受け、神経の血流が低下することで発症します。

日常生活の中の症状の変化は、特に姿勢による影響を受けます。

背筋を伸ばして立ったり、歩いたりすると、症状が出現したり、強くなることが多いです。

反対に、少し背中を丸めたり、座って休んだりすると症状が軽減してきます。

症状の悪化とともに、連続して歩ける時間、距離が短くなっていきます。

しかし、背中が丸まった姿勢や自転車等の腰が曲がっている状態では、症状が増悪しにくいことも特徴です。

症状が進行していくと、排尿障害や排便障害の膀胱直腸障害を生じます。

症状として、頻尿、夜間尿から残尿感、尿失禁、便失禁へと進行していきます。

膀胱直腸障害が見られている場合は、重症化していると捉えられます。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管の狭窄の程度や脊髄の圧迫の状況を把握する必要があるため、MRIを用いて検査することが重要です。

保存的治療では、手術をせず、薬物療法や神経ブロック、装着療法(コルセット)、リハビリテーションを行っていきます。

脊柱管狭窄症で7割の人は、手術をしなくても保存療法で症状が改善します」と日本赤十字社医療センター脊椎整形外科顧問の久野木順一氏は話します。

老化によって棘ができてしまった腰骨(腰椎)や、変性してしまった椎間板は、残念ながら元には戻りません。

しかし、飛び出した髄核は自然に体内に吸収されることも多いです。

また、薬によって痛みや炎症を抑えたり、骨を支える筋肉を保護・強化したり、血行を促進したりすることで、日常生活に支障がない程度にまで症状を和らげる(寛解させる)ことができ、これらは保存療法と呼ばれています。

疼痛を和らげるために痛み止めの薬や血流をよくする薬や漢方等が処方されることがあり、服用することで痛みやしびれの緩和、腰からくる冷え等の効果が期待されます。

運動療法は身体を柔らかくすることで柔軟性が高まり、疼痛の軽減、代謝および血液循環の改善にも効果があると言われています。

リハビリテーションでは、ストレッチや筋力強化、基本動作練習などを行います。

腰部脊柱管狭窄症では、腰を反る筋肉が過度に働くことで、反り腰になりやすいです。

そのため、腰を反る筋肉に対して、ストレッチやマッサージを行い、働きを抑えることも重要です。

腰部を安定させるための腰部や腹部の筋力強化も必要になります。

腰部脊柱管狭窄症は、歩行や姿勢によって痛みやしびれ等の症状の変化が現れやすいので注意が必要です。

痛みやしびれが出現する距離や時間を把握しながら歩行練習を行います。

また、背筋を伸ばしたり、腰を反らしたりすることで症状が増悪しやすいため、少し背中を丸めた姿勢を取ったり、症状が増悪しない姿勢を取ったりすることで、症状が出現しない、増悪しないように生活していくことが重要です。

運動療法も薬物療法も根本的な治療ではないため、完治することはありません。

そのため、運動のし過ぎや無理な運動で疼痛が強くなってしまったり、薬を飲み続けることによって効果が薄まり、十分な効果を感じられなくなったりすることがあります。

腰部脊柱管狭窄症の症状の重症度によって、手術療法が選択されます。

外科的治療では、狭くなった脊柱管を広げることで、神経の圧迫を取り、症状の改善を図ります。

狭くなった脊柱管を広げることで、神経の圧迫を取り、症状の改善を図ります。

主に除圧術が行われますが、背骨の状態を見て、腰椎すべり症などがある場合には腰椎の不安定があるので、除圧固定術を選択して、除圧と同時に腰椎を安定させるような治療を行います。


ストレッチ

こまめにストレッチをおこない、筋肉を柔らかく保つことが背中や腰への負担を減らすのに効果的です。



座っている時間が長くなったりする時は、合間で簡単なストレッチをおこなうことがおすすめです。

脊柱管狭窄症は自然に治癒することはありません。

そのため、適切な処置をおこなわなければ、病状の進行により手術が必要になることもあります。


梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)

梨状筋症候群は、お尻の筋肉の一つである梨状筋に坐骨神経が圧迫されることによって起こる坐骨神経痛の一種です。


梨状筋(臀部(おしり)の股関節近くに位置する平たい筋肉)によって坐骨神経が圧迫され、臀部(おしり)の痛みや、坐骨神経痛を引き起こします。

坐骨神経は梨状筋の下を通っており、足を内側に回すなどの動作で梨状筋が伸長することで、坐骨神経が圧迫され痛みを引き起こします。

したがって、梨状筋やお尻周りの筋肉の硬直・炎症などにより起こるケースが多いです。

最初の頃は臀部(おしり)に痛みが生じ、徐々に太ももやふくらはぎの裏側に広がり、場合によっては足まで痛みが生じる場合もあります。

梨状筋症候群の症状には、次の4つの特徴があります。

1)お尻の痛みがある

2)座ると痛みが悪化する

3)お尻のえくぼ(中央のくぼんでいる箇所)あたりを押すと痛む

4)仰向けに寝て、膝を伸ばしたまま足を上げていく動作に制限がある

また、お尻に限らず、太ももの裏側から膝下、足先にかけて痛みやしびれなどが出現する坐骨神経痛の症状がみられる場合もあります。

原因として考えられるものは次のようなことが挙げられます。

1)体をひねる動作の多い運動

2)長時間中腰の体勢でいる

3)肉体疲労(筋肉の使い過ぎ)

4)長時間のデスクワークや車の運転

体を酷使することで筋肉に疲労がたまり、梨状筋の緊張を強めてしまう場合があります。

股関節を動かす梨状筋に負担をかける運動としては、長距離のランニングや体幹を一方向にひねるスポーツ(ゴルフ、野球)などが挙げられます。

長時間座った状態が続くことでお尻の筋肉が硬くなり、梨状筋症候群につながる例もあります。

ホットパックやカイロなどを当てて、お尻や腰のまわりを温めることをおすすめします。

温めることで梨状筋の緊張がゆるまり、坐骨神経の圧迫も緩和されやすくなります。

また、お尻に限らず症状を感じる箇所を温め、血流を良くすることでも神経痛の症状が軽減する場合があります。

梨状筋症候群の改善には、ストレッチが有効と言われています。ストレッチを行うことで、お尻や太ももの緊張がほぐれて、坐骨神経の圧迫も緩和されやすくなります。

梨状筋を含むお尻の緊張をゆるめる運動療法を行うことで、ほとんどの方が8週間以内に痛みやしびれの症状の改善が見られると報告されています。

症状が強く出ている時期は、体を休めることが大事です。しかし、安静にしすぎて長く体を動かさないと梨状筋の柔軟性が低下し、より症状が取れづらくなる可能性があります。

安静は48時間以内にとどめ、ストレッチやマッサージといったセルフケアを行うことが推奨されています。

長く座りすぎると、腰部やお尻の筋肉を緊張させてしまいます。デスクワークや車の運転中も30分から1時間を目安に小休憩をとり、定期的に体を動かすことをおすすめします。

ストレッチ



閉塞性下腿動脈硬化症

しびれがあり冷たくなった感じがしたら、動脈硬化が原因かもしれません。

動脈硬化とは、動脈の血管が硬くなって弾力性が失われ、血管の内部が狭くなったりする状態をいいます。

そのため、血管が詰まりやすくなり、血液が十分に行き渡らないことで身体に障害が現れます。

閉塞性下腿動脈硬化症とは、下肢の血管が動脈硬化により硬く細くなった結果、血管が詰まったり狭くなることで事で血行障害をおこします。

血行障害のために、下肢が冷たくなったりしびれなどの症状が出てきます。

足に動脈硬化が起きる場合は、足の血流が悪くなり、栄養が行き届かないためにトラブルが現れます。

初期の段階では歩くとふくらはぎなどが締め付けられるように痛み、休み休みでないと歩けない、しびれる、冷えるといった症状がみられます。

症状は片足だけに起きることもあります。

悪化すると、間歇性跛行と呼ばれる症状も現れます。

この症状は、一定の距離を歩くとふくらはぎなどの痛みやしびれが生じて歩行が困難になるというものです。

しばらく休むと痛みは治まりますが、再び歩くと痛みが伴い歩けなくなるということを繰り返します。

さらに症状が悪化すると歩かなくても痛みがあり、ひどくなると手足に潰瘍ができて壊死(えし)する場合もあるため、早急な医師の診断が必要です。

閉塞性動脈硬化症の疑いがある場合は、心臓血管外科での診察になります。


治療

痛みがひどいうちは安静臥位にし、まず椎間板にかかる負担を軽くすることが大切です。

その際、骨盤にベルトをつけ下方へ引っ張る「持続牽引」という方法と、薬物による治療を併用して痛みや炎症を抑えます。

疼痛が強い時には神経根ブロックや硬膜外ブロックを行います。

これで1~2週間様子を見て、痛みがなくなれば、今度は「間欠的牽引」や温熱療法、腰痛体操、コルセットによる装具療法で2、3ヵ月かけて少しずつ日常生活に復帰できるようにします。

それでも痛みが続いたり、再発したりして社会生活上の制限が著しい場合には手術治療もあります。

普段から適度な運動をすること、腰痛体操で腹筋や背筋を鍛えること、腰に急激な負担をかけないよう気を配ることが大切です。

1)普段から適度な運動をする。

2)腰痛体操で腹筋や背筋を鍛える。

3)腰に急激な負担をかけない。

4)椎間板ヘルニアになったら、安静・持続牽引・薬物療法・ブロック療法を。

5)その後、間欠的牽引・温熱療法・腰痛体操・コルセット

6)さらに手術治療を考える。

病院で行われる坐骨神経痛の薬物治療は、主に痛みを和らげることが目的です。

薬物治療によって疾患を治すことは難しいですが「痛みを和らげることによって活動意欲を促し筋肉の低下が防げるのではないか」と考えられています。

主に鎮痛作用が報告されている薬物や、血行を良くすることによって痛みを和らげる薬物などを使用し、坐骨神経痛で起こる症状の状態や痛みのレベルによって異なります。

温熱療法やマッサージは、痛みを感じる患部を温め、血行を良くして痛みを和らげることを目的としています。

あまりにも症状がひどい場合は、薬物治療との併用や、局所麻酔や抗炎症剤を神経のまわりへ直接注入する「ブロック療法」を行う場合もあります。

すぐに受診が必要なケースとしては、次のようなものが挙げられます。

1)痛みが引かない

2)歩くだけで繰り返し痛む

3)血管が膨らむような見た目の変化がある

血管が膨らんだり皮膚が変色するなどの見た目に変化がある場合にも、すぐに受診すべきです。

血管が膨らんだり皮膚が変色したりするような状態は、血栓によるものと考えられます。

血栓ができた状態を放置しておくと、最悪の場合突然死を招く恐れもあります。


坐骨神経痛でやってはいけないこと

1)悪い姿勢でデスクワークを行うこと

2)同じ姿勢を長時間続けること

3)痛みを強く感じるストレッチ

悪い姿勢でデスクワークを行っていると、腰周辺の筋肉に過度な負荷がかかり、坐骨神経痛を悪化させる原因になります。

30分に1度など定期的に立ち上がったり、姿勢を変えたりすることも意識します。

長時間同じ姿勢を続けると、腰回りや足にかけての血流が悪くなります。

また、椎間板や坐骨神経に一定の負荷がかかり続けることは痛みを生じるリスクも考えられます。

伸ばす際に力を入れたり、痛みを感じている状態でストレッチをしたりすることは坐骨神経痛を悪化させるためNGです。


予防法

腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアの人向けの坐骨神経痛の予防法は次のとおりです。

1)なるべく重たいものを持たない

2)長時間同じ姿勢をとらず、定期的に立ち上がったり、姿勢を変えたりする

3)腰周辺に負荷がかかるような激しい運動は控える

4)痛みに余裕がある場合はストレッチや筋力トレーニングなどで、腰周辺の血行を促進し、筋肉をつける