エンジンオイルフィルターレンチを探す

スバル・インプレッサスポーツのエンジンオイル交換の時にフィルターも同時交換するので、オイルフィルターレンチが必要かもしれないと考え調べました。

フィルターの締め付けトルクは14N/m程度なので、手締めも可能ですので、必ずしもフィルターレンチが必要なわけではありません。

オイルフィルターの手締めの締め具合については、 手で目一杯締め、 パッキンが当たってから (着座後)、3/4回転、というように、感覚で締めることも可能です。

とはいうものの、私は、25N/mまで設定可能なトルクレンチを所有していますから、利用した方が安心ではあります。

スバルインプレッサの純正オイルフィルターの締め付け部は14角で、2面幅66.5mmという特殊なものです。

純正オイルフィルターは、ディラーで購入すると型式15208AA100になりますが、価格は¥1,240(税込み¥1,364)になります。

互換性のあるフィルターで安価な製品は、トヨタの第2ブランドであるTOYOTA(トヨタ)タクティドライブジョイ オイルフィルター オイルエレメント V91110014 が価格¥643(税込み 配送無料 amazon)で半額以下です。

但し、オイルフィルターの締め付け部は14角で、2面幅64mmとなり、スバル純正フィルターとは異なります。


様々なメーカーのオイルフィルターを使用するときに最も多いのは、2面幅66.5mmと64mmと言われます。

フィルターレンチを何種類も揃えるのは面倒ですが、2段式のフィルターレンチは市販であるものの、残念ながら66.5mmと64mmを共用するものは見当たりません。

64mm/65mm、65mm/66mm、等1mm違いの2段式のフィルターレンチは、数社から市販されています。

私の場合は、それでは要をなさないので、現実的には、66.5mmと64mmの夫々専用の安価で信頼性のあるオイルフィルターレンチを必要に応じて購入することになります。

種類

カップレンチ

カップレンチは、特定のサイズのオイルフィルターに合わせて作られた専用タイプです。

比較的安価で手に入れやすいのが魅力です。フィルターを広い面積でしっかりと掴む、滑りにくい構造になっています。

それぞれのサイズ毎に揃える必要がありますが、最も確実性の高いレンチです。

ラチェット等のハンドルに取り付けて使用します。

ろ紙交換タイプはオイルフィルターにろ紙が搭載されており、オイルの不純物を排除する機能が搭載されています。

近年流行しているハイブリット車に搭載されている場合もありますが、日常生活で見かける事の出来る車種でも使用されています。

ろ紙交換タイプと通常のカップ型オイルフィルターレンチは形状が異なります。

ろ紙交換タイプは特別なオイルフィルターとなりますので、必ず専用タイプのオイルフィルターレンチを使用します。

オイルフィルターレンチはオイルフィルターの形状・サイズなどの規格により様々な製品が販売されています。

アジャスタブルレンチ

アジャスタブルレンチは、複数のサイズのオイルフィルターに対応できるのが大きな特徴です。

可変式のレンチで、ひとつで幅広いサイズに使用できる便利なレンチです。

カップレンチで滑ってしまった時でも、アジャスタブルレンチでは外せることがあります。

グリップ付きの製品もあり、力を入れやすいのもポイントです。

3本爪式や4点支持式など、フィルターを掴む部分の形状も多様です。

アジャスタブルオイルフィルターレンチは構造がやや複雑なため、価格が高めになる傾向があります。

また、フィルターのサイズによっては空回りすることがあるため注意が必要です。

アジャスタブルオイルフィルターレンチは、力の入れ方によっては、フィルターを傷つけたり、誤ってフィルターを破壊してしまうことがあるので要注意です。


3本の爪が可動して、幅広いサイズのオイルフィルターに対応できる可変式フィルターレンチです。

これひとつで多数の車種に使用でき、サイズの合うカップレンチがない時にも緊急用としても役立ちます。

サイズの合うカップレンチがない時にも緊急用としても役立ちます。

但し、3点掛けのこのレンチでは、固く締まったフィルターに使うとフィルターの角を潰してしまうことがあるので、トルクの掛けすぎには注意が必要です。


取り外し専用のアジャスタブル4本爪タイプのフィルターレンチです。

軽自動車から普通車のフィルターに対応し、輸入車等の特殊形状のフィルターも外すことができます。

内部にはバネが内蔵されているので、フィルターへの装着が容易です。

四本爪にはそれぞれ三山の溝が掘られており、あらゆる形状、角数のオイルフィルターを強力に保持して滑りません。

三本爪のアジャスタブルレンチのように角が潰れる心配も、四本爪ではリスクが軽減します。

取り外し専用という点には注意が必要ですが、カップレンチや他のツールでは滑ってしまうといった緊急時など、使いどころさえ理解していればとても重宝するフィルターレンチです。

プライヤータイプのオイルフィルターレンチは、フィルターを直接挟んで回す仕組みです。

ノコギリ状の顎先でフィルターをしっかり固定できるオイルフィルターレンチです。

ギザギザとした顎先と上顎中間部分の突起により、フィルターが空回りしにくく、手に込めた力が効率よく伝わります。

手軽に扱える点と、可動域が広くさまざまなサイズのオイルフィルターに対応。工具のサイズがコンパクトなモノがあるのもポイントです。

固く締まったフィルターの取り外しに活躍します。

ただし、フィルターを傷つけやすいというデメリットがあります。


オイルフィルターの取り外し作業を効率化する専用レンチです。

オイルフィルターの角部にレンチを掛けて回します。取り付け取り外しのどちらにも使えますが、フィルターに傷が付くので取り付け時にはウエス等を挟むといいです。

また、レンチは厚みがあり、ハンドルを横に振らないといけないので、使えない車種もあります。

直径55〜75mmまでのさまざまなサイズのフィルターに対応し、サイズ調整が簡単にできます。

がっちりとフィルターに食い込む形状の製品です。

スチール製本体に合成樹脂製グリップを組み合わせた実用的な設計です。

一般的な乗用車のオイルフィルターに対応します。

バンド型フィルターレンチレンチです。
安価で古くからあるアジャスタブルタイプのレンチです。
フィルターに傷をつけやすいのが難点です。

チェーンタイプのオイルフィルターレンチは、チェーンをフィルターに巻き付けて回します。

大きなサイズのフィルターや、固く締まったフィルターにも有効です。

さまざまな直径のフィルターに対応できる汎用性も持っています。

ただし、チェーンタイプの取り扱いには、ある程度の慣れが必要です。

プライヤーと同様、小さなサイズから大きなサイズまで幅広く使えますが、ハンドルの振り幅が大きいのでフィルターの周囲にスペースがないと使うことができません。

また、フィルターの表面を傷つける可能性がある点にも注意します。

さまざまなサイズのフィルターに対応できる、多機能タイプのオイルフィルターレンチもあります。

多機能タイプは主にベルトの形状を採用しており、オイルフィルター以外の燃料フィルターやエアフィルターなどを緩めたり、締めたりするのに活躍します。


サイズ

オイルフィルターレンチを選ぶ際は、使用するフィルターのサイズに合うか確認することが重要です。


フィルターの「角の数」と「角から角までの距離」、つまり対辺距離を測定します。

14角であれば平面から平面の長さを測ることで、フィルターレンチのサイズが分かります。

15角では、頂点から対辺の長さを測ります。

同じ車種でもメーカーによってサイズが異なる場合があります。

多くのオイルフィルターは14角や15角が一般的です。

例えば、14角で対辺距離が約65mmなら、「65mm14角」と表記されたレンチが適合します。


耐久性

レンチの素材は、一般的にアルミダイキャストやスチールが使用されています。

アルミダイキャスト製のレンチは軽量なのが特徴です。

一方、スチール製は強度が高く、より頑丈な作りが魅力です。

レンチの寿命は使用頻度や環境条件によって異なります。

適切な手入れや保管を行えば、寿命を伸ばすことが可能です。

長く使うためには、使用後の清掃や定期的な状態確認を心がけます。