腕時計の風防交換

 

妻の時計の風防が外れてしまったため、修理を検討することにしました。

なお、外れた風防は失われて、新たに購入する必要があります。


時計の風防

腕時計における「風防」とは、時計の文字盤を保護するための透明なカバーのことを指します。

風防の素材には、主にプラスチック、ミネラルガラス、サファイアクリスタルの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

  1. プラスチック風防:最もコストが低く、軽量であるが、傷がつきやすいです。古い時計や低価格の時計によく使用されています。
  2. ミネラルガラス風防:プラスチックよりも傷に強く、一般的な腕時計に多く使用されています。
  3. サファイアクリスタル風防:最も傷に強く、高級時計に多く用いられます、透明度が高いですが、価格が高いです。

風防を外す手順

風防を外す作業は、時計の構造によって異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
  1. 裏蓋の開け方:まず、時計の裏蓋を開ける必要があります。裏蓋がネジ式の場合は、専用のスクリューバックオープナーを使用し、反時計回りに回して開けます。スナップバック式の場合は、こじ開けツールを使って慎重に開けます。裏蓋を開ける際は、時計を傷つけないように注意します。
  2. ムーブメントの取り出し:裏蓋を開けた後、ムーブメントを取り出します。これには、リューズを外す必要があります。リューズがネジ式の場合は、まず緩めてから引き抜きます。プッシュ式の場合は、特定の位置にある小さなボタンを押しながらリューズを引き抜きます。
  3. 風防の固定部分の取り外し:ムーブメントを取り出した後、風防を固定しているベゼルやリングを外します。これには、ベゼルリムーバーやこじ開けツールが必要です。ベゼルやリングを外す際には、力を入れすぎず、均等に力を加えることが重要です。
  4. 風防の取り外し:ベゼルやリングを外した後、風防を慎重に取り外します。この作業は非常に繊細で、風防や時計の他の部分を傷つけないように注意が必要です。

接着剤

腕時計の ガラス固定に用いられる接着剤には、主に以下の種類があります。

  1. 紫外線硬化型接着剤:特定波長の紫外線にさらすことで硬化するタイプです。硬化時間は数分から数十分で、透明度が高く、精密な作業に適しています。市場価格は約1,000円から2,000円程度です。
  2. 水分硬化型接着剤:空気中の水分と反応して硬化するタイプで、使いやすさが特徴です。ただし、湿度の影響を受けやすいため、使用環境に注意が必要です。価格は約500円から1,500円程度です。

接着剤の適切な使用方法

接着剤を使用する際は、以下の手順に従ってください

  1. 清掃:ガラスとケースの接触面を清潔にし、油分や汚れを取り除きます。
  2. 塗布:接着剤を薄く均一に塗布します。過剰な使用は避け、ガラスの端に沿って均等に広げます。
  3. 固定と硬化:ガラスをケースに置き、必要に応じて紫外線ライトで硬化させます。硬化時間は接着剤の種類によって異なります。
  4. 余分な接着剤の除去:硬化後、はみ出た接着剤はアルコールなどで慎重に拭き取ります。