中古スマホを購入するときにやるべきこと
スマホの価格が高額になった昨今、コストパフォーマンスの高い中古スマホの購入は、持たざる者にとっては、魅力的な選択肢の一つですが、購入時には、色々と注意すべきことがあります。
最初に確認すべきこと
中古スマホについて、まず最初に確認すべきは、次の点です。
- ネットワーク利用制限: 「赤ロム」ではないか(キャリアのサイトでIMEI番号を入力して確認)。
- アクティベーションロック:Phoneを探す機能がオフになっているか。
- バッテリーの最大容量: 85%以上が望ましい。
- 外観の状態:画面の傷や本体の凹み、カメラレンズの傷など。
- 水没反応の有無:SIMトレイ内部などの水没マークを確認。
赤ロム
赤ロムとは、携帯会社から「ネットワーク利用制限」がかけられているスマートフォンのことです。
ネットワーク利用制限がかけられた端末は、SIMカードを入れても購入元キャリアの回線でモバイル通信や通話を利用できません。たとえばA社で購入したスマホにネットワーク制限がかかると、A社やA社の回線を利用している格安SIMプランで通信できなくなります。
メルカリの出品ページでは、IMEI番号を記載したうえで「ネットワーク利用制限:○」と表記しているかを必ず確認します。
「△」の場合は、将来的に赤ロム化する可能性が残っているので、基本的には避けるのが賢明です。
赤ロムを購入(または赤ロム化)してしまった場合の対処法としては、「他のキャリア回線で利用する」という方法もあります。ネットワーク利用制限は基本的に、端末の販売元のキャリア回線のみで有効になります。ほかのキャリア回線に乗り換えることで、問題なく利用できる可能性があります。また赤ロムであっても、Wi-Fi通信は通常どおり可能です。
IMEI番号の確認: スマホの電話アプリで「*#06#」と入力するか、設定メニューから「端末情報」や「情報」セクションを探してIMEI番号を確認します。
- キャリアのネットワーク利用制限確認サイト: ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの主要キャリアの公式ウェブサイトにてIMEI番号を入力することで、その端末のネットワーク利用制限状態を照会できます。
- 受取評価をしない: 評価すると取引が完了し、返金が困難になります。
- 制限確認: 各キャリアのサイトで、IMEI番号を使って「×」であることを確認し、そのスクリーンショットを撮ります。
- 出品者へ連絡: 「赤ロム(利用制限×)だったため、返品・キャンセルしたい」とメッセージを送信。
- 解決しない場合: メルカリ事務局へ問い合わせ、キャンセル申請を出します。
メルカリShopsの場合は、各ショップの保証規定に基づき返品・交換が可能です。
IMEI番号で制限確認
| ドコモ | ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト |
|---|---|
| au/UQ mobile | ネットワーク利用制限携帯電話機について |
| ソフトバンク/ワイモバイル | 中古携帯電話を利用する際の注意事項(ネットワーク利用制限) |
| 楽天モバイル | ネットワーク利用制限携帯電話機の確認 |
| mineo | ネットワーク利用制限携帯電話機について |
販売元のキャリアがわからない場合は、「ネットワーク利用制限チェッカー」で一括チェックすることも可能です。
アクティベーションロック(デバイスプロテクション)
AndroidでもGoogleアカウントが残っていると同様のロックが発生します。
メルカリなどでは、出品者が「アクティベーションロック解除済み」などと記載しているか、念入りに確認する必要があります。
Androidのアクティベーションロック(デバイスプロテクション)は、端末の初期化後にセットアップ画面を進め、「前使用者のGoogleアカウント」でログインを求められるのが最大の見分け方です。
初期化前の端末では、[設定]>[Google]でアカウントが残っているか確認します。
端末の初期化前にアカウントを削除しないで、強制的に初期化(リカバリモードなど)を行うとアクティベーションロックが発生します。
- 設定アプリを開く: スマートフォンの設定アプリを開き、[セキュリティ]をタップします。
- 画面ロックの種類を選択: [画面ロック]をタップし、現在の画面ロック方法を選択します。
- PIN、パターン、またはパスワードを入力: すでにロックが設定されている場合は、PIN、パターン、またはパスワードを入力する必要があります。
これらの手順を実行することで、Androidスマホのアクティベーションロックの種類を確認できます。
このロックは、前の所有者のGoogleアカウントとパスワードを入力しない限り解除できません。
端末が初期化されたか確認するには、再起動後に「ようこそ」画面(言語設定やSIMカード挿入の案内)が表示されるか確認します。
- 初期設定画面の確認: 電源を入れて言語設定(「ようこそ」「こんにちは」)画面が表示される。
- アカウントとデータの消失: 設定メニューでGoogleアカウントやApple IDが登録されていない状態である。
- アプリがデフォルトのみ: ホーム画面にプリインストールされた標準アプリしかない。
- SIMカードの有無: SIMカードが抜かれている(SIMカード内にデータが残る場合がある)。
水没確認
- SIMカードトレイを引き出す: SIMカードトレイを取り出したスロット内部に水没マークが確認できる場所の一つです。
- バッテリーカバーの確認: バッテリーカバーが取り外せる場合、その裏側に水没マークが設置されていることがあります。
- 本体内部の確認: エキスパートの技術者に依頼するか、自己責任で本体を開けて内部の水没マークを確認します。
水没マークが赤色やピンク色に変色している場合、端末が水没した可能性が高いです。この場合、電源を切ってから水分を取り除くことが重要です。専門家に相談し、適切な修理を行ってもらうことが推奨されます。
水没したスマホは外観が、きれいな場合が多いため、メルカリなどでは、直ぐに売却されることが多いですが、水没直後には良かったものが、次第に起動しなくなり、遂には画面の表示もされなくなることがあります。
補修は、裏面のバックカバーを外し、バッテリーやカメラ周辺の取り外し、更には表面のスクリーン取り外しと、素人にはかなりハードルが高い作業となります。
購入前後の手順
ネット購入前に確認すべきことは以下のようなことでした。
- ネットワーク利用制限は「赤ロム」ではないか
- アクティベーションロックでスマホの現在地を探す機能がオフになっているか。
- バッテリーの最大容量は85%以上か。
- 掲載写真で、外観の状態は、画面の傷や本体の凹み、カメラレンズの傷などが無いか、もしくは許容範囲内か。
- 水没の有無はどうか。
- 付属品の有無については、ケーブル、充電器などの付属品が有れば更に良いが、無くても別途購入は可能。
ネット掲載写真ばかりを気にして、1.2.3.5 等の肝心な確認をしないで購入してしまうと後で後悔することになります。
幸いにして、購入前の最初の関門をクリアしたら、購入後は以下のステップで進めていきます。
購入後、再度現物で外観や基本機能をチェックします。
- 画面に傷やひび割れがないか。
- ボタン類の動作(電源ボタン、音量ボタン、ホームボタンなど)。
- カメラの起動と撮影機能。
- スピーカーとマイクの音声。
- 充電端子の状態と充電の可否。
- SIMカードトレイの開閉。
初期化
初期化前のスマホでは、[設定]>[Google]でアカウントが残っているか確認します。
スマホの初期化前に、アカウントを削除しないで、強制的に初期化(リカバリモードなど)を行うとアクティベーションロックが発生します。
また、購入したスマホが、前の所有者によって初期化されていて、アクティベーションロックやGoogleアカウントのロックがかかっていた場合は、前の所有者に解除してもらう必要があります。
但し、初期化には2つの方法があります。
電源と音量ボタンを長押しするとセーフモードに入り、ファクトリーリセットをかけることができますが、この方法で初期化をすると、Androidの「Device Protection (端末保護機能)」が発動します。
この状態の端末を起動すると、「この端末はリセットされました。続行するには、この端末で前に同期した Google アカウントにログインしてください。」という画面になり、リセット前に登録していたGoogleアカウントでログインを行わない限り、操作不能となります。
もう一つの初期化の方法として、「設定」→「バックアップとリセット」→「データの初期化」によって工場出荷時の状態に戻す方法であれば、 Device Protection は発動しません。
初期化の際には必ずこの方法で行うようにします。
心配であれば、初期化の前に「設定」→「アカウント」からGoogleアカウントを削除しておくと良いです。
以上のことを踏まえて、Googleアカウントが残っていないことを確認した上で、安全に中古スマホを使うために初期化を行います。
設定メニューから工場出荷状態に戻すことで、前のユーザーのデータをすべて消去できます。
- 設定アプリを開く。
- システムまたは端末管理を選択。
- リセットまたは初期化を選択。
- 工場出荷状態に戻すをタップ。
- パスワードやPINを入力(設定されている場合)。
- すべて削除を実行。
初期化には通常10分〜30分程度かかるので、バッテリー残量を50%以上にしておくことがおすすめです。
SIMカード挿入及びAPN設定
初期化が完了したら、次はSIMカードを挿入して通信環境を整えます。特に格安SIMを利用する際には、この後のAPN設定が不可欠です。SIMカードの挿入は、認識不良を防ぐために慎重に行い、カードの向きとトレイの位置を正しく合わせることが重要なポイントです。
SIMカード挿入の具体的な手順は次の通りです。
- 端末の電源を完全にオフにする。
- 付属、または市販のSIMピンでSIMトレイを取り出す。
- SIMカードの切り欠き(角が欠けた部分)の向きをトレイに合わせる。
- トレイを端末にゆっくりと、奥までしっかり挿入する。
- 端末の電源を入れ、SIMカードが認識されているか確認する。
インターネットに接続するため、APN(アクセスポイント名)の設定を行います。
APN設定に必要な主な項目は以下の通りです。
- APN(アクセスポイント名)。
- ユーザー名(ユーザID)。
- パスワード。
- 認証タイプ。
APN設定が完了したら、Wi-Fiをオフにした状態で、ブラウザでウェブサイトにアクセスできるかテストしてみます。
もし通信できない場合は、入力したAPN設定に誤りがないか確認し、端末を再起動してみます。それでも解決しない場合は、SIMカードの接触不良が考えられます。
Wi-Fi接続
自宅のWi-Fiに接続して、通常のネット接続ができるか操作をしてみます。
Wi-Fi接続の基本手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く。
- 「Wi-Fi」(または「ネットワークとインターネット」)を選択。
- 利用可能なネットワーク一覧から自宅のWi-Fi名(SSID)を選択。
- パスワードを入力して「接続」をタップ。
- 接続が完了したことを確認する。
アカウント設定
スマートフォンを本格的に利用するには、OSに合わせたアカウント設定が必須です。AndroidならGoogleアカウントを作成することで、アプリの追加やデータのバックアップといった基本的な機能が使えるようになります。
Android端末では、Googleアカウントを使ってアプリのダウンロードや連絡先の同期を行います。一つのアカウントでGmailやGoogleマップなど多様なサービスが連携するため、非常に便利です。
Googleアカウントの作成手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリから「アカウント」を選択。
- 「アカウントを追加」をタップ。
- 「Google」を選択。
- 画面の指示に従い「アカウントを作成」へ進む。
- 名前、希望するユーザー名、パスワードなどを入力。
- 電話番号による認証を行い、利用規約に同意して完了。
設定が完了すると、連絡先、カレンダー、アプリのデータなどがこのアカウントに紐づき、自動でバックアップされるようになります。
セキュリティ設定
大切な個人情報を守るセキュリティ設定が非常に重要です。
最も基本的かつ強力なセキュリティ対策が、画面ロックの設定です。パスコードだけでなく、指紋や顔認証など、複数の認証方法を組み合わせて設定すると、安全性が飛躍的に向上します。
利用できる主な画面ロック方法は以下の通りです。
- パスコード(4〜6桁の数字)。
- パスワード(英数字の組み合わせ)。
- パターン(点を結ぶ図形)。
- 指紋認証。
- 顔認証。
インストールした各アプリに、どのような権限(パーミッション)を許可しているか確認することも重要です。不要な権限をオフにすることで、意図しない個人情報の漏洩リスクを減らせます。
アプリの権限は以下の通りです。
- カメラへのアクセス。
- マイクへのアクセス。
- 位置情報へのアクセス。
- 連絡先へのアクセス。
- ストレージ(写真やファイル)へのアクセス。
アプリをインストール
基本的な設定が完了したら、次はアプリをインストールします。Androidなら「Google Play」という公式ストアから行うのが基本です。
- 「App Store」または「Google Play」のアプリを開く。
- 画面上部の検索バーで、目的のアプリ名を入力して検索する。
- インストールしたいアプリを選び、「入手」または「インストール」をタップする。
- パスワードや生体認証で本人確認を行う。
- ダウンロードとインストールが完了するのを待つ。
| コミュニケーション | LINE, Gmail, Slack | 家族や友人、仕事相手との連絡 |
| 情報収集 | Chrome, Safari, Yahoo!ニュース | インターネット検索、ニュース閲覧 |
| セキュリティ | ウイルス対策アプリ, パスワード管理 | 安全性の確保、情報保護 |
| エンタメ | YouTube, Spotify, Netflix | 動画視聴、音楽鑑賞 |
