マンションのスレート屋根について


我がマンション屋根のスレートが気になってネットで調べてみました。

マンションのスレート屋根は、軽量で扱いやすく、コストパフォーマンスが良いことから、多くの住宅に採用されています。

スレート屋根のメリットには、耐震性の高さ、豊富なデザインの選択肢、シンプルな施工方法が挙げられます。

また、メンテナンス費用も他の屋根材に比べて安く済むことが多いです。


スレート屋根のメンテナンスには3方法がある

セメントを主成分としたスレートは、表面に施された塗装の膜(塗膜)によって防水性を保ち、雨水の浸入を防いでいます。

この塗膜は、紫外線や風雨の影響を受け続けることで徐々に劣化します。

スレートの耐用年数は一般的に20〜30年程度とされていますが、これは適切なメンテナンスを行った場合の目安です。

スレート屋根のメンテナンスは、定期的な塗装やカバー工事、葺き替え工事が必要です。

15年以上経過している場合は、塗装で対応できるのか、それともカバー工法などを検討する段階なのかを見極める時期です。

特に、塗膜劣化や防水性能の低下が見られる場合は、早期発見と対処が重要です。

適切なメンテナンスを行うことで、スレート屋根の寿命を延ばすことが可能です。

スレート屋根のメンテナンスには、主に以下の方法があります。

1. 塗装:(50〜90万円/8〜15年)

既存のスレート屋根を活かしながら、防水性を回復し、劣化の進行を抑えるためのメンテナンス方法です。塗膜の劣化が見られる場合、塗装を行うことでスレートが雨水を吸収しにくくし、劣化を抑えることができます。

2. カバー工法: (100〜180万円/20〜30年)
既存のスレート材を撤去せず、その上に新しい屋根材(主にガルバリウム鋼板など)を重ねる施工方法です。撤去費用が不要で、廃材も最小限で済むため、環境面やコスト面でのメリットがあります。 

3. 葺き替え:(130〜250万円以上/30年以上)

 古いスレートをすべて撤去し、新たな屋根材(ガルバリウム鋼板、瓦、軽量金属屋根など)に変更する方法です。下地材の確認や補修も同時に行えるため、根本的な劣化対策になりますが、工期も長くコストも高めです。

 葺き替え工事では既存の屋根材を撤去するため、アスベスト(石綿)の有無を事前に確認する調査が必要になります。特に2000年代初めごろまでのスレート屋根では、アスベストを含む製品が使われている可能性があります。

現在は法令により、解体や撤去を伴う工事の前に調査を行うことが義務付けられています。

これらのメンテナンス方法は、屋根の状態や築年数に応じて選択されます。

適切なメンテナンスを行うことで、スレート屋根の寿命を延ばし、屋根の安全性を高めることができます。

メンテナンス方法築年数の目安屋根の状態
点検・軽補修築5年以降棟板金の釘の浮きなど部分的な不具合
屋根塗装築10年前後〜色あせ・変色、コケや藻が目立ち始める
カバー工法築15〜20年前後〜塗膜の劣化が進み、ひび割れや部材の劣化が起こりやすくなる
葺き替え築20年以上下地の劣化や歪み、雨漏りの兆候が見られやすくなる

スレート屋根の固定方法

マンション屋根のスレートは、専用のフックボルトやビスで下地母屋に固定されています。これにより、屋根の耐候性・防水性が高まります。スレート屋根の施工は、以下の手順で進められます:
  1. 下地準備工程:野地板の設置と平滑性の確認を行います。
  2. 防水シート施工:高性能な防水シートを施工します。
  3. 釘打ちは専用の屋根釘を使用し、1枚あたり4本で固定します。
  4. 棟部仕上げ:屋根の頂部を仕上げます。

なるほど、瓦のように互いの組み合わせで屋根に乗っているだけかと思ったら、ボルト類で固定されているようです。

台風などの強い風でも、吹き飛ばされることは無さそうです。


スレート屋根の素材

本来、スレートとは石(粘板岩)のことです。
屋根材として用いる時は、この粘板岩を薄くスライスさせて屋根に張ります。

ヨーロッパのお城は石のスレートが屋根に用いられています。
本物の石をつかったスレートのこと「天然スレート」とよびます。

天然スレートの耐久性は高く、色あせもしません。

しかし、値段がおどろくほど高く、重量もあります。

マンション屋根のスレートの材質は、「天然スレート」に似せて作られた、主にセメントを主成分とした薄い板状の建材で作られています。

天然スレートに模して(化粧させた)屋根材なので、「化粧スレート」と呼びます。

日本の住宅では、コストパフォーマンスや施工性に優れた化粧スレートが多用されており、軽量、耐火性、施工の容易さなどの特長を持ち、さまざまな建物で採用されています。 

スレート屋根は、地震に強いと知られており、重量が瓦の半分程度と非常に軽いので、地震の際の揺れを抑えられるため、日本の住宅の8割以上がこの屋根材を使用しています。

20年以上昔のスレートには、セメントの他に、今では禁止となっているアスベスト(石綿)が含まれていました。

第一世代は石綿スレート、第二世代以降はノンアス(アスベスト無しのスレート)と呼びます。

ノンアススレートは第二世代と第三世代に分けられます。

1980年から1990年代後半に建てられた戸建て住宅のスレート屋根にはアスベストが含まれています。

石綿スレートの石綿は屋根の機能維持という点では”超”優秀な素材です。

経過観測すると30年から40年の間は屋根が機能しています。

しかし、アスベストの処分費用は高額で、屋根を張り替える葺き替え工事には多額の費用がかかります。

1990年代末から2000年代半ばに製造された平板スレートが、石綿を取り除いたノンアスベストのスレートで、ノンアスとよぶことが多いです。

アスベストほど強力な耐久性を持ち合わせていないため、脆弱な屋根で、築後15年前後でひび割れや欠けなどが顕在化し、台風などの強風発生時は屋根がはがれ落ちたりすることがあります。

2000年代初頭にアスベスト問題をうけ、スレート屋根のシェアが下がり続け、屋根材別のシェアでは現在、2位となっています。

最も使われている屋根材は金属屋根となっています。